白山市は、旭工業団地北部地区について、第1期分譲エリアの全区画が完売したことを受け、今年度から第2期分譲エリアの整備に着手する。市施行の土地区画整理事業で造成工事を進め、さらなる企業の進出需要に対応していく。
第1期エリアの西側に隣接する第2期エリアは約9・3ヘクタール。第1期エリアの売却益を活用し、市が土地開発公社から用地の一部を買い戻し、埋蔵文化財調査を行いながら造成工事を進めていく。当初予算に工業団地造成事業特別会計として4億1186万6000円を計上している。
第1期エリアには9社が進出し、全区画が完売。各社が順次工場などを建設している。旭工業団地北部地区の場所は同市八田中町、宮永新町、八田町、一塚町地内にまたがる区域で全体の面積は約19ヘクタール(第1期分は約9・7ヘクタール)となる。北陸自動車道白山インターチェンジ(IC)や金沢外環状道路海側幹線、国道8号に近く、交通面で優れた立地環境にある。
このほか、市は今年度、松任・美川・鶴来地域で次期工業団地の整備に向けた適地調査(日本海コンサルタントが担当)を実施する。
市内では、企業進出や工場拡張などに関する需要が旺盛であるため、主要なエリアで新たな工業団地の整備に向け、立地環境などを勘案しながら候補地の検討を進めていく。