大野元裕県知事は11日、社会資本整備予算の安定的な確保などについて、財務省の矢倉克夫副大臣に要望書を手渡した。
激甚化・頻発化する自然災害への対応という歴史的課題に対して、地域経済・社会活動を停滞させることなく持続的に発展させていく必要性を強調。その上で「国と本県の連携を更に強化し、国民の生命と財産を守る防災・減災対策及び重要なインフラ機能を確保するための国土強靱化対策を、引き続き強力に推進することが不可欠」としている。
要望事項は流域治水対策の強化、幹線道路網の強化など。流域治水対策では荒川第二・第三調節池事業や中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトなどを明記。幹線道路では新大宮上尾道路、東埼玉道路などの整備推進を求めた。
提供:埼玉建設新聞