秋田市子ども育成課は、雄和地域の3保育所(川添、新波、雄和中央)を統合する新保育所の建設に関し、12日に建設予定地(雄和市民サービスセンター北側隣接)の測量業務を開札、緑設計が落札した。8月30日の履行期限で実施した後、市が基本計画をまとめ建築課で基本設計を行う。7年度に地質調査や実施設計(市建築課予定)を行い、8年度以降に着工する。
市はこれまで公立保育所の民間移行を進めてきたが、◇川添保育所(昭和54年建設S1F695.99u、雄和椿川字長者屋敷33)◇新波保育所(平成7年建設W1F633.8u、雄和神ケ村陳笠262)◇雄和中央保育所(昭和61年建設S1F573.38u、雄和種沢字戸草沢105)―では施設の老朽化や園児の減少が課題となっていたため、これまでの民間移行を前提とせず、統合も選択肢に入れ検討。保護者からも特段の反対意見がなかったため統合することとした。
なお、園児の減少に伴い、新波保育所は5年度末で廃園となっているほか、今年6月1日時点の入所園児数は川添が29人、雄和中央が14人となっている。
建設地は利便性を考慮し、雄和小学校、雄和中学校から近く市民サービスセンターに隣接した市有地(雄和妙法字上大部46、47−2ほか、3,143u)を選定した。測量後、今年度と来年度で設計をまとめ、8年度以降に着工する。
なお、川添保育所、旧新波保育所、雄和中央保育所は統合後に廃止する予定だが、解体などについては今後、検討する。
提供:
秋田建設工業新聞社