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　神奈川県住宅営繕事務所は、老朽化する平塚合同庁舎を建て替えるため、調査と一部設計を委託する。委託先を選ぶため、公募型プロポーザルを公告した。設計・工事監理・施工・維持管理の各段階でＢＩＭの活用を検討し、総工費は約１１０億円を想定する。
　参加表明書・技術資料の提出を６月11〜26日まで、技術提案書の提出を７月16日〜８月２日まで受け付ける。開札は９月20日。履行期限は２０２５年３月14日。
　鉄筋コンクリート造５階建て以下の事務所棟３棟以上（延べ１万５５００平方�b）と鉄筋コンクリート造または鉄骨造平屋１４７５平方�bの車庫棟・倉庫棟を新築する計画。
　事務所棟は免震構造とし、渡り廊下を構造的に独立させる場合は耐震構造にする。車庫棟・倉庫棟は事務所棟と一体でも可能。駐車場35台と駐輪場83台を格納する。
　建て替えに当たってＺＥＢ　Ｒｅａｄｙ以上を導入し、太陽光発電設備や72時間以上稼働できる自家発電設備を設置する。
　現庁舎の規模は、本館が鉄筋コンクリート造地下１階地上５階建て延べ７０５５平方�b、北館が鉄骨造平屋１３１平方�b、別館が鉄骨造平屋８２８平方�b。竣工年は本館が１９６８年、北館が83年、別館が97年。
　所在地は平塚市西八幡１ノ３ノ１。敷地面積は１万２９００平方�bで、一部が旧日本軍の化学兵器などが存在する可能性が高いＡ事案区域（旧相模海軍工廠化学実験部跡地）に指定されている。

提供：建通新聞社