七尾市は10日、一般会計69億859万5000円(累計541億8317万3000円)の6月補正予算案を発表した。うち能登半島地震への対応には46億8137万6000円を計上し、被災した七尾鹿島消防本部の和倉消防署の敷地内での改築に向けた実施設計費4400万円などを盛り込んだ。
消防施設の復旧費には総額5676万円を計上し、和倉消防署のほかに建て替える灘浦分遣所の実施設計費1045万円や中島、能登島両分遣所の改修に必要な設計費約220万円なども配分した。
災害復旧関連では道路・河川(市道西湊77号線ほか)6億1179万3000円、漁港・港湾(えの目漁港、和倉港ほか)12億6236万2000円、ななか中央埋立場2億7118万3000円、農地・農業用施設(補助災害実施設計)3億円などを盛り込んだ。
その他の主要事業は次の通り。
▽緊急防災情報告知システム更新実施設計1043万9000円▽蓮浄寺腰線等道路改良1億2077万3000円▽復旧と一体的に実施する漁港施設の機能強化1億7846万2000円▽小中学校特別教室等空調整備3億1499万5000円▽社会教育施設の災害復旧(文化ホール、七尾美術館、能登島ガラス美術館ほか)1億4796万2000円