五城目町建設課は、昨年7月の豪雨で被災した町村門前幹線・廣徳寺橋の復旧に関し、橋桁と橋脚の新設工事費6億7,621万5,000円を6月補正予算案に計上した。工事は男鹿・南秋地域の土木業者を対象とし、10月以降に指名通知する。落札後、臨時議会または12月定例会での契約承認を経て年度内に着工、7年度早期の完成を目指す方針。
馬場目川に架かる同橋は、昭和49年に架設された橋長40.8m、幅員5mの単純鋼H桁橋。昨年7月の豪雨で川が増水し、河床が削られたため橋脚が傾いた。同年9月には、迂回路整備のため東北地方整備局から応急組立橋の貸与を受け、廣徳寺橋の南側約500mの位置に橋長40m、幅員4mの下路式ワーレントラス橋が架けられている。
同橋の復旧は既設の橋台を活用し、橋脚・橋桁を被災前と同じ延長・幅員・構造で新設するもので、7年度の完成を予定している。当初は今年3月末までに橋桁と橋脚の撤去工事を終え、今年度に完成させる予定だったが、渇水期に水位が低下しなかったため撤去工事の工期を延長、完成時期も変更となった。撤去工事は現在も菅与組の施工で進められている。
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秋田建設工業新聞社