八潮市は6月議会へ上程する補正予算案において、鶴ケ曽根体育館増築工事費2億3000万円を2カ年継続費に設定した。施設の利便性向上を図りつつ、過年度に利用を停止した文化スポーツセンターの代替機能を確保する計画。予算可決を経て、9月の工事契約締結、2025年10月の供用開始といった工程を見込んでいる。
現在の鶴ケ曽根体育館(鶴ケ曽根1535−1)は、RC造2階建て、延べ床面積2153uの規模を有する。竣工は1978年。
新たにS造平屋、床面積259u分を増築する計画だ。
施設内にトレーニング室(104u)を設け、大会開催時に選手の待機場所として活用する。さらに、卓球・ヨガ・ダンスなどに活用できる多目的室(139u)を整備する予定。そのほか倉庫(16u)も確保する。
2カ年継続費の内訳は24年度が1億3800万円、25年度は9200万円。工事費に加えて、施工監理委託費605万円を2025年度までの債務負担行為に設定した。
基本・実施設計は、松下設計(さいたま市、電話048−840−4118)が手掛けた。
予算が可決されれば一般会計に5億2820万7000円を追加し、累計総額が390億5452万9000円となる。
提供:埼玉建設新聞