県は5日、一般会計63億9800万円の6月補正予算案を固めた。補正後の一般会計総額は3668億8200万円。12日開会の6月定例県議会(〜7月3日)に提出する。
6月補正案は、防災対応力の強化や人口減少対策など4本柱で構成。裏付けとなる予算を組み込んだ。うち公共事業費は51億円とし、補助・交付金事業で国から認められた予算を中心に上積みした。
主な補正内容は、地域高規格道路に8億8000万円を充て、江府道路・久連トンネルの追加工事を発注する。農地防災事業は6億8900万円で、ため池や頭首工といった土地改良施設を対象に防災・減災対策を進める。また、通学路安全対策には5億0500万円を追加し、歩道整備などの交通安全対策を実施する。
このほか、整備中の「道の駅ほうじょう」を中心に広域防災拠点を整備するため、調査検討費560万円を盛り込んだ。
日刊建設工業新聞