富山県経営管理部県有財産活用推進課は6日、県庁周辺県有地等有効活用基本構想検討業務に係る公募型プロポーザルの実施要領を公表した。
13日まで参加申込書、7月1日まで企画提案書を受け付ける。審査会を経て、7月上旬に結果を通知する。
対象は県庁前公園、旧NHK富山放送会館跡地、県庁舎・敷地で、富山駅からまちなかの商店街地区をつなぐ県庁周辺エリアに位置する。まちの活性化に向けた有効活用を図るため、基本構想案を検討するほか、アイデアコンペの企画、検討対象地の暫定活用整理、ステークホルダー(産学官金)による意見交換会の開催に取り組む。
基本構想では、富山経済同友会らによる県庁周辺エリアマネジメント懇話会、庁内プロジェクトチームでの意見を踏まえ、事業計画(アクションプラン)やロードマップを含む具体的な案を提示し、エリアコンセプトブック案の作成、県庁周辺県有地の利活用等検討を進める。
委託期間は2025年3月31日まで。委託上限額は1800万円。
県庁前公園(1万2000平方メートル)は芝生広場や大噴水、花時計を備える。県庁前のNHK跡地は敷地面積3581・88平方メートルで、県が土地を取得した。商業地域で、容積率500%、建ぺい率90%。県庁敷地は3万1604・81平方メートル。