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日刊建設タイムズ社
2024/06/06

【千葉】年度内に基本計画策定/建設候補地3〜4か所/東金市 給食センター

 東金市は、小学校8校、幼稚園5園、正気こども園を対象とする学校給食センターの新設を計画している。建設候補地、諸室構成、建物配置、事業方式、概算事業費、整備スケジュールなどを検討し、年度内の基本計画策定を目指す。順調に推移すれば2025年度に設計をまとめ、26〜27年度の工事を経て、28年9月に供用開始する。厨房設備費を含む施設整備費は20億4000万円の見込み。既存市有地のうち、敷地面積4200u程度、2方向以上の接道、災害の危険性や土壌汚染の可能性が低い立地などの条件を満足する3〜4か所程度を建設候補地として抽出する。
 給食センターの施設規模は2階建て、延べ床面積1800uを想定。最大調理能力は日量2500食とする。建物は1階に調理関連諸室、管理関連諸室、2階に見学関連諸室を配置。また、備蓄庫、炊飯施設、アレルギー専用調理室の設置を検討していく。そのほか、職員用・調理員用・来客用・配送車用・見学バス用の駐車場、駐輪場を整備する。
 3日に、基本計画策定業務委託の事後審査型一般競争入札を公告した。17日と18日の入札期間などを経て、19日に開札に至る。委託期間は、7月1日から25年3月31日まで。
 業務では、関連計画、関係法令、小学校給食の現状と課題、施設整備の基本方針などを整理し、パブリックコメントの実施支援などを経て、基本計画を策定する。
 施設機能に関しては、調理機能(給食提供数、献立数、食物アレルギー対応、炊飯機能、施設ライン、食器)、施設機能(衛生管理機能、環境負荷低減機能、施設・設備の長寿命化対策)、食育機能、情報発信機能、諸室性能などを検討する。
 2月策定の「学校給食センター整備基本構想」では、現行の自校方式および親子方式からセンター方式への移行を施設整備の基本方針とした。HACCPなどの基準を満たすため、ドライシステムを採用し、汚染作業区域と非汚染作業区域の区分を明確化する。
 現行の給食提供方式は、東小学校、鴇嶺小学校、城西小学校が自校方式、丘山小学校と丘山幼稚園・大和幼稚園、正気小学校と正気こども園、豊成小学校と嶺南幼稚園、福岡小学校と城西幼稚園、日吉台小学校と公平幼稚園が親子方式。k_times_comをフォローしましょう
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