美保地区など自衛隊施設の最適化事業について、中四国防衛局は「最適化総合設計」の候補者を中林建築設計事務所・白兎設計事務所・復建調査設計・アジア航測・婦木建築設備事務所JVに決めた。提示額は13億2370万円(税別)。
業務は、美保基地・美保通信所にある施設全体の最適化を図るための、建物の建て替え・改修に伴う建築、仮設、付帯工事、解体、基地内幹線ユーティリティの総合設計ほか、計画通知申請の手続き、交渉など技術資料作成一式。履行期間は29年3月15日。
また、約300億円を投じて整備する美保施設を対象としたECI方式活用の「総合設計技術協力業務」は、7月26日の開札で手続きが進められている。なお、設計については近く契約を交わす予定とした。
主な対象施設は次の通り。以下面積は延べ床。
【建て替え】
隊舎新設(4階建て4300平方b)、同(3階建て2700平方b)、体育館・プール新設(2階建て1900平方b)、器材庫新設(平屋建て4600平方b)、器材庫新設(平屋建て1300平方b)、庁舎新設(3階建て2700平方b)、食厨新設(平屋建て1300平方b)、仮設庁舎(3階建て3200平方b)などのほか、1000平方b未満の建物計33棟3400平方b
【改修】
庁舎(2階建て2000平方b)、隊舎(3階建て2000平方b)、隊舎(5階建て3400平方b)、格納庫(平屋建て4200平方b)、器材庫(2階建て5500平方b)、格納庫(3階建て1万1000平方b)、整備場(平屋建て1500平方b)、整備場(2階建て4300平方b)、格納庫(平屋建て6600平方b)、車庫(平屋建て1000平方b)、器材庫(平屋建て1600平方b)、倉庫(平屋建て1200平方b)、庁舎(3階建て2500平方b)、整備場(平屋建て2100平方b)、倉庫(平屋建て4800平方b)などのほか1000平方b未満の建物計84棟1万1000平方b
日刊建設工業新聞