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建通新聞社(岡山)
2024/06/05

【岡山】倉敷市 水島地区公共施設再編計画

 倉敷市は、プロポーザル手続きを進めていた水島地区公共施設再編整備基本計画策定など支援業務の優先交渉権者に明豊ファシリティワークス(本社・東京都千代田区)を特定した。水島公民館など水島地区の3公共施設を統合した複合施設の建設と水島支所の長寿命化改修に向け、整備内容や最適な事業手法について整理・検討し、基本計画と実施方針の策定、事業者の募集・選定・事業契約締結までの一連の手続きを支援する。委託期間は2026年3月31日まで。
 ワークショップ形式で市民からの意見を聞いた上で24年度に基本計画を策定し、25年度に事業者の公募・選定を想定。29年度の完成を目指している。
 複合化する施設は、水島公民館と水島児童館と水島図書館。整備場所は水島支所北側に位置する水島公民館・水島児童館の敷地で面積は約6400平方b。
 各施設の機能を連携することで新たな価値や魅力を創出し多様な世代の交流と活動を促進する施設とする。重複する機能を集約することで延べ床面積の縮減を図るとともに、駐車台数を現状の141台から220台以上へ増加させる。水島支所に隣接する水島北幸町第1公園は廃止、または移転する。
 現施設は、水島公民館(水島北幸町1ノ2)が1974年3月に完成した鉄筋コンクリート造3階建て延べ1863平方b、水島児童館(水島北幸町1ノ3)が75年5月に完成した同造2階建て延べ635平方b、水島図書館(水島青葉町4ノ40)が85年5月に完成した同造2階建て延べ1394平方b。
 また、並行して水島支所(水島北幸町1ノ1)の屋上防水や外壁改修、設備機器更新を行い、施設の長寿命化と省エネルギー化を実施するとともに、1階の狭隘(きょうあい)を解消し、待合スペース、相談スペースを確保するなど、来庁者の利便性向上に向けた改修を行う。2027年度の完成を目指している。同支所は1991年12月に完成した鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ6216平方bの規模。

提供:建通新聞社