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県伊勢崎土木事務所（池田幸徳所長）は、２０２４年度主要事業概要を示した。利根川改修事業では護岸工を月内に一般競争入札で公告するほか、フェンスの設置工と利根川に接続するガニ川での樋門工および築堤・護岸工をそれぞれ９月までに発注する。設計は護岸詳細設計で７月中に指名通知する方針。県道苗ヶ島飯土井線で進めている道路新設事業では、神沢川を渡す橋梁の上部工を７月にも一般競争入札で公告する。
利根川の河川改修事業として実施する護岸工は、５工区での実施を計画。施工箇所は玉村町上福島で、主要地方道藤岡大胡線の玉村大橋から下流、左岸側の延長約３２０ｍを対象とする。フェンス工の実施箇所は同橋の下流左岸で、フェンスの種類や延長は詳細を詰めている段階。工事は指名競争入札で月内にも指名通知したい考え。
ガニ川での工事は、玉村町樋越地内でゲート整備とその周辺での築堤および護岸工を実施する。ゲートは現在の河道に合わせて鋼製で整備する計画で、月内にも公告する。築堤・護岸工は、ゲート周辺の延長約30ｍ区間を対象に両側で工事を行う。一般競争入札となり、９月の公告を予定している。
県道苗ヶ島飯土井線での道路新設事業は、波志江スマートＩＣへのアクセス性を向上させる事業として、伊勢崎土木事務所と前橋土木事務所が共同して事業を進めている。24年度は、工区途中を流れる神沢川に架設する橋梁の上部工を予定。施工箇所は伊勢崎市波志江町となる。一般競争入札で、７月の公告を見込んでいる。同橋は延長24・３ｍ、幅員10・25ｍのプレストレストコンクリート橋。歩道は下流側へ２・５ｍ分確保する。上部工はプレテン式ＰＣ単純Ｔ桁。橋台は２基共に逆Ｔ式となる。
国道４６２号今泉町工区として進めている伊勢崎市今泉町などへの電線共同溝整備事業では、24年度に延長約２００ｍの工事を計画。今泉町一丁目交差点から西へ延長約２００ｍを対象として道路北側に電線共同溝を布設する。工事は月内に一般競争入札で公告する。
男井戸川での河川改修事業は、伊勢崎市日乃出町から豊城町にかけて事業を推進中。24年度は、伊勢崎市上植木町と上諏訪町でそれぞれボックス工事を計画している。上植木町での工事は、殖蓮中学校（上植木本町２１５２−２）の敷地内での暗渠工を継続して実施するもの。施工内容はＨ２・３ｍ×Ｗ２ｍで、延長約80ｍを新設する。工事は一般競争入札で、７月にも公告する。上諏訪町ではＷ２・４ｍ×Ｈ２・２ｍの暗渠工を延長約50ｍ布設する。８月に一般競争入札での公告を計画している。