川棚町 民間譲渡へ、土地・建物を一括売却 東彼川棚町は、「公共の宿くじゃく荘」と温浴施設「川棚大崎温泉しおさいの湯」を民間移譲する計画だ。土地と建物を一括して売却するもので、民間事業者を公募型プロポーザルで募集。6月24日まで申請を受け付ける。同町は両施設について昨年10月、民間移譲の方針を公表。3月定例町議会で関連議案を可決していた。
このうち、川棚大崎温泉しおさいの湯」に関しては6月12日、「公共の宿くじゃく荘」については6月13日にそれぞれ現地説明会が開催される予定となっており、開催日2日前までに参加を申し込むよう求めている。
参加申込書、法人等の概要、誓約書兼照会承諾書、グループ応募構成書兼委任状などは提出書類Aで、6月24日まで受付。その後資格審査を行い、通過者については企画提案書など提出書類Bの提出を7月16日まで受け付ける。
以降、8月上旬から下旬にかけ選定委員会がプレゼンテーションと審査を実施。8月下旬から9月中旬にかけ、施設売却候補者を決定する。仮契約後、9月から11月の間に町議会の議案として上程。議決後に本契約を結び、来年4月1日に移譲する予定だ。
公募型プロポーザル方式により、事業者を募集。施設の運営能力や、サービス向上、地域観光、雇用に寄与できるかを審査する。
両施設とも現状のまま引き渡し。土地、建物、設備、備品を含め、補修や改修、撤去などの費用負担に関しては、売却後はすべて事業者の負担となる。
両施設とも建物は無償となる。
くじゃく荘は築26年で、SRC造地下1階地上5階建て。客室数37(宿泊定員149人)。延べ床面積は4172・22平方b。このほか、屋外プールや駐車場、散策路がある。土地最低売却額は1億0400万円。
一方、しおさいの湯は築19年で、SRC造地下1階、地上1階建て。延べ床面積1908・07平方b。本館棟のほか、家族風呂棟、駐車場、散策路、展望所、ログハウス7棟が付帯施設となっている。土地最低売却額は1億2200万円。
問い合わせは川棚町役場企画観光課企画観光係
(рO956・76・8335)