園路整備や市民プール解体 26年度に着工予定 鳥栖市は、サガン鳥栖U―15の練習施設整備に合わせて隣接する市民公園の整備を行う。西側の県道17号へ抜ける園路整備や利用停止中の市民プールの解体などを計画しており、今年度は事業における費用対効果の分析を目的とした調査検証を実施する。予定では2025年度に測量や設計、26年度には着工する予定だ。
サガン鳥栖U―15の新たな練習施設は、同市宿町の県有地を中心に整備予定。県有地だけでなく、隣接する市民公園を一部収用し公式戦と同じグラウンドの広さを確保する。
同市では、練習施設整備による影響を踏まえ、市民公園整備基本計画を今年4月までに策定、次のステップとして、社会資本整備総合交付金の活用に必要となる費用対効果分析を行うべく、調査検討業務委託料798万円を6月補正予算案に計上している。
計画では、敷地西側を通る県道17号線側へ抜ける園路、北側の芝生広場のほか南側にはスポーツ施設エリア、市民プール解体後の跡地にジョギングコースなどを備える健康広場などを整備予定。
北側芝生広場は、もともとは県有地で、サガン鳥栖U―15の練習施設整備で収用された市有地の代替地(一部買い取り)。Park―PFI(公募設置管理制度)を利用したカフェ設置などを想定している。
また市民プールに関しては、老朽化と新型コロナウイルス感染症による影響で、利用を停止してきたが、市は利用再開が困難と判断し、解体する方針であることを明らかにした。
今後のスケジュールについては、25年度に各種測量や基本および詳細設計を実施、26年度には整備工事などに着工する予定だ。なお事業費などについては公表していない。