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　長岡市は１０日、川崎町地内「川崎東小学校校舎等大規模改造工事基本設計委託」を通常型指名競争入札で開札する。
　１９８３年に建設され、老朽化が著しい校舎と屋内運動場の内外装をはじめ、設備等を改修および更新することで、教育環境の一層の充実を図るもの。長寿命化改良事業計画書を作成し、施設台帳（平面図）を実状に合わせ修正するとともに、現地における季節風、日照等の気候、風土に配慮した設計とする。また、エネルギー消費の低減、環境負荷の軽減のための日照を遮る庇や自然通風を取り入れるなどした環境共生型の空間と施設づくりを目指す。災害時における地区の災害対策拠点施設として、災害に強い建物計画とする。
　業務内容は学校施設における課題点の整理、改修計画の検討（教室配置計画、改修後の仕様、耐久性向上）、工事範囲および工事内容の検討、校舎利用計画を交えた概略工事工程の検討（仮設校舎・教室移転計画等）、概算工事費の算出、外壁および屋上防水、建具、内装改修、鉄骨の腐食対策、水道・電気・ガス管等のライフライン更新、省エネ対策、屋内運動場のＬＥＤ化、など。インターホン整備、特別教室（音楽室、理科室）冷暖房設備設置、グラウンド改修、プール改修など。対象面積は校舎ＲＣ４階建て延べ４８５６平方メートル、屋内運動場Ｓ一部ＣＢ造平屋建て延べ１１５７平方メートル、付属屋Ｂ造平屋建て延べ６３平方メートル、物置Ｗ造平屋建て延べ５８平方メートル。敷地面積は２万８７７平方メートル。履行期間が２０２５年３月３１日までとなっている。
　今後のスケジュールは、９月中旬までに基本設計説明書および仕様概要書素案等を提出。２５年度から実施設計に移行し、２６年度以降に工事着手する予定。