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北陸工業新聞社
2024/06/05

【富山】全面復旧に5〜6カ月/射水市フットボールセンター

 射水市は、能登半島地震で被害を受けたフットボールセンターの復旧工事について概要を明らかにした。
 6月補正予算案には工事費5億6900万円が計上されている。
 被害状況は次の通り。
▽マリンフィールド(北側)
・人工芝フィールド 北東側を中心に液状化に起因する地盤沈下
・防球ネット 北側の支柱において液状化による傾斜
・外周側溝 北東側において液状化による不陸
▽ブリッジフィールド(南側)
・人工芝フィールド 特に東側が著しく全体的に地盤沈下が発生、隆起個所複数
・防球ネット 東側の支柱がフィールド側へ傾斜
・外周側溝 東側において地盤沈下による不陸
▽駐車場
・北側 地盤沈下、南北方向に軽微なクラック
・南側 地盤沈下、東西方向に大きなクラック
 市によると、被災前のJFA公認ピッチへ全面復旧するとし、主な工事として人工芝フィールド2面の復旧、フィールド外周側溝の部分補修、防球ネット支柱の傾き補正、駐車場の地盤沈下個所復旧を挙げた。工事は7月以降に入札する。市議会での議決を得て、着工し、工期は5〜6カ月。復旧が完了したフィールドから順次再開させる。
 復旧工事については11日に開く市議会総務文教常任委員会で質疑が予定される。
 同センターは海竜町の沿岸部に立地し、人工芝フィールド(105メートル×68メートル2面)、屋根付きフットサル場(40メートル×20メートル)を備える。市のスポーツ・観光振興の拠点として2022年4月に開業した。整備工事は佐藤工業・牧田組・四方組JV、実施設計は日本海コンサルタントが担当。

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