福井県文化課は3日、「県立美術館あり方および基本的方向性取りまとめ支援」業務委託について、公募型プロポーザルで公告した。
内容は、あり方に関する検討会の開催と意見の取りまとめ。リニューアルの方向性案の作成。美術館基本的方向性案の作成としている。
応募要件は、同業務に係る担当者が公立美術館のリニューアルの設計・監理、公立美術館の展示設計、国宝・重要文化財の展示経験を有する等。
応募要領と仕様書は、同課で10日まで配布。応募資格認定の申請期限は18日まで。企画提案書の提出期限は28日まで。
審査選定委員会(書面)は7月1日に行う予定としている。委託事業者については、プレゼンを実施し、県設置の審査委員会で決定する。
提案限度額は430万円。履行期限は2025年3月31日まで。
県立美術館(福井市文京3丁目)は、1977年の開館以来47年が経過した。施設・設備の老朽化対策を施し長寿命化や、収蔵庫の過密化に対応する収蔵機能の拡充が必要となっている。
最近の博物館法改正や文化観光推進法の制定、同県の文化振興プラン策定なども踏まえながら、利便性の向上や、運営の一層の効率化が求められている。