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建通新聞社(神奈川)
2024/06/04

【神奈川】横浜市 河川環境施設の再整備へ基本構想

 横浜市下水道河川局は、河川環境施設の再整備に向けた基本構想を2024年度末に策定する。策定業務の委託先を大日本ダイヤコンサルタント(横浜市中区)に決定。旧河川敷などを活用して整備した河川環境施設の老朽化対策を実施するため、優先順位や内容を練る。
 市内には、生態系への配慮と親水空間の創出を目的に整備した「小川アメニティ」や「せせらぎ緑道」などの河川環境施設が100カ所ある。
 一方、整備開始から30年以上が経過して老朽化が進行。例えば、阿久和川の「まほろばの川づくりモデル事業」として整備した箇所では、河岸のデッキがめくれたり穴が開いたりしているという。他の施設でも改修の頻度が増えてきたことを踏まえ、抜本的な対策を講じる。
 基本構想では、危険度や利用頻度、市民団体の活動状況などから再整備に着手する施設の優先順位を決める。また、概算事業費を算出し、平準化の視点を加味して再整備の内容や時期を検討。再整備に当たっては、周辺の自然環境との調和やバリアフリーなどの観点も取り入れる方針だ。
 24年度に基本構想を策定する中で、25年度以降の取り組み内容を検討する。


提供:建通新聞