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秋田建設工業新聞社
2024/06/03

【秋田】秋田市卸売市場の再整備/6月補正に卸売市場花き棟の設計費計上

 秋田市市場管理室は、卸売市場の再整備に関し、6月補正予算案に新花き棟設計費、民間施設移転補償調査費、建物事前調査費で合計5,755万3,000円を計上した。また、現在は基本計画の策定を進めており、内容を6月議会で説明し、今月中に策定する予定。7月以降に花き棟の設計や、事業者公募に向けたアドバイザリー業務(公募型プロポーザル方式)などを順次、公告する。

 卸売市場(外旭川字待合28)は昭和49年度に建設された青果棟、水産棟、平成3年度に建設された花き棟などで構成。老朽化などに伴い、現地ローリング建替方式で再整備を行う。

 新施設の規模は青果棟10,015u、水産棟8,845u、花き棟2,772u、管理棟3,360u、その他1,345u。素案段階での概算工事費は112億100万円(新設費88億1,600万円、解体費23億8,500万円)と試算。花き棟は別途、単独で発注する。

 工事は、1〜3期(1期:花き棟、2期:管理棟、青果棟、青果水産ごみ集積所、外構、3期:水産棟、物流センター棟、守衛棟、外構)に分けて実施。1期の花き棟は年度内に設計をまとめ、7年度早期に工事を発注、8年度末の完成を目指す。2〜3期は設計施工業者を7年度中に選定し、12年5月末の完了を目指す。

 なお、測量と土壌汚染状況調査業務(その2)を5日に開札。測量は建設当時の測量図がないため実施するもので、一部民地の境界も明らかにする。土壌汚染状況調査では、昨年度に実施した結果も踏まえ、追加調査を実施する。このほか、7月頃には敷地内の樹木伐採も公告する予定。


提供:秋田建設工業新聞社