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建通新聞社(神奈川)
2024/06/03

【神奈川】横浜市 旧上瀬谷の新交通、パシコンが設計

 横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局は、旧上瀬谷通信施設地区周辺に整備する新たな交通に関する基本設計をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)に委託した。公募型プロポーザル方式で委託先に特定し、2億1778万9000円の見積もり金額を採用して5月28日付で契約を結んだ。相鉄本線の瀬谷駅につながるシールドトンネルを築造して、次世代技術を活用したバスの専用道とする計画。2025年3月21日を期限に構造物の基本設計や関係機関との協議資料をまとめる。設計と並行して都市計画手続きを進め、26年度の事業認可を目指す。
 旧上瀬谷通信施設地区(旭区・瀬谷区)では、27年に「GREEN×EXPO2027」(国際園芸博覧会、花博)を開催した後、市が公園を整備するとともに、災害時の広域応援活動拠点として活用する計画がある。また、民間事業者が大型テーマパークを開園する方針だ。こうした大規模な土地利用転換を見据え、来街者の輸送方法を検討。公共交通機関での移動需要に対応するため、バス専用道を構築することにした。
 瀬谷駅の近傍に地下駅の(仮称)瀬谷ターミナルを建設。シールドトンネルを築造してバス専用道とし、地上に整備する(仮称)上瀬谷バスターミナルと結ぶ計画となっている。
 27年度に工事を発注し、花博開催後に施工を開始する予定。30年代前半の供用開始を目指す。
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 瀬谷駅から上瀬谷までの交通システム整備を巡っては、「(仮称)都市高速鉄道上瀬谷ライン」の基本設計をパシフィックコンサルタンツが担当していたものの、運営事業者が決まらず再検討していた経緯がある。


提供:建通新聞社