日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/05/29
【埼玉】県造園業協会、役員改選で阪上清之介氏が会長へ
埼玉県造園業協会の本年度定時総会が24日、さいたま市内のホテルブリランテ武蔵野で開かれ、任期満了に伴う役員改選では、新たな会長に阪上清之介氏を選任した。
渡邉前会長は「3期6年にわたり会長を務めさせていただき、お礼申し上げる。取り組んだことのうち会員拡大については就任期間中11社の加入を実現し、現在131社の会員となった」と誇った。
総会議事では、前年度の決算や任期満了に伴う役員を承認。その後、本年度の事業計画や収支予算を報告した。阪上新会長は「会員や業界を取り巻く環境は大変厳しいものがあるが、避けて通れない課題がある。1つは会員拡大で、これは継続して取り組む。2つ目は、埼玉県自由民主党造園業振興懇話会との連携をより強固なものとしたい。3つ目は支部の再編成。協会も半世紀近く経過し、今の緑化行政に見合った形に編成をしなければならない。これらの課題に誠心誠意取り組む覚悟」と決意を示した。本年度の事業計画は、緑化事業の推進や緑化意識の普及啓発活動、造園技術の維持向上のための研修事業、関係団体との連携強化など各種事業を展開する。
懇親会には、大野元裕知事、自由民主党造園業振興懇話会の田村琢実副会長、神尾高善幹事長、立石泰広事務局長。県行政から横塚正一農林部長、吉澤隆県土整備部長、伊田恒弘都市整備部長、新井哲也企業局長ら多くの来賓と賛助会員を交えて開かれた。大野知事は「いよいよ来年の春に、埼玉県で66年ぶりに全国植樹祭が天皇皇后両陛下をお迎えして開催される。その際、皆さまのお力添えが頼り。皆さまのご協力をお願いする」と呼び掛けた。
総会後には、第75回全国植樹祭の開催について、県農林部全国植樹祭推進課の中ア善匡課長を招き、講演会を行った。中ア課長は開催日について「過去の例を見ると、5月末か6月最初の日曜日が多いが、詳細は8月に発表になる。開催規模は、コロナ禍前の各県規模に戻す考えで5000人規模になると思う」と語った。
新役員体制と委員長は次の通り。※敬称略
▽会長=阪上清之介
▽副会長=西山敏治、三枝和男、深野弘
▽専務理事=飯島長壽
▽総務委員長=大野隆司
▽事業委員長=齊藤一樹
▽技術委員長=長島晃司
▽広報委員長=成田大悟
▽安全衛生委員長=有山寿
▽表彰審査委員長=石原保