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　県消防課と埼玉県電業協会の事故防止対策委員会（山本和利委員長）は23日、可搬式防災無線設置訓練を県庁危機管理防災センターで実施した。
　訓練の前に山本委員長は「前回の訓練では電源を入れなかったが、今回は通信の確認もするので、接続を確実に行ってほしい。訓練の内容を毎回少しずつ変えているので、災害発生時にしっかりと対応できるよう会員各社からも多くの人に参加して訓練を経験してほしい」と呼び掛けた。
　今回の訓練は、２０２２年３月に締結した災害時における電気設備等の応急対策業務に関する協定に基づき実施。内容は、災害時に設置する県防災行政無線の衛星可搬型設置を設営から片づけまで、マニュアルに沿って行い、作業内容を確認。作業は、アンテナ三脚の組立て、アンテナ固定台座の取り付け、主反射鏡の取り付け、屋外装置の取り付けや屋内装置の設置・配線・接続と進め、ＦＡＸと接続したアンテナの微調整を行い、実際に関係機関と通話確認を行った。