日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/06/03
【埼玉】さいたま市管工事組合 第67回通常総会を開催
さいたま市管工事業協同組合(積田鉄也理事長)は29日、第67回通常総会を同組合で開き、本年度事業計画等を承認した。本年度は共同購買・受注事業拡大など既存事業を継続するととも、埼玉県管工事会館の改修を予定しており事業費を予算化。秋口の着工へ向けて準備を進める。
冒頭のあいさつで積田理事長は「元日に発生した能登半島地震では、市水道局から派遣依頼があり、組合員を2日と3日に新潟市、16日から2月15日まで石川県志賀町、2月29日から3月26日までは石川県輪島市に派遣した。こうした活動から昨日、市水道局管理者から組合に感謝状をいただいた」と報告。今後も災害の際には水道事業者、管工事組合として復旧に協力していきたいとの考えを示した。
議事では前年度の事業報告や収支決算および利益金処分案、本年度事業計画案、収支予算案などを審議し、原案通りに承認した。前年度事業は検定満期水道メーター交換業務、水道メーター総合管理業務、24時間体制の漏水等初期活動業務等に積極的に取り組み順調に推移した。こうしたことにより前年度決算は2003年度から21期連続して経常利益を計上した。本年度の事業計画では、共同購買・受注事業拡大、教育情報事業、福利厚生事業の既存事業を継続するとともに新規事業の開拓に取り組む。
改修を予定している埼玉県管工事会館と資材倉庫は、1983年に建設され41年が経過。3階の大会議室で雨漏りが発生するなど会館外壁や資材倉庫屋根の老朽化が進んでいる。96年には会館屋上と外壁等防水改修工事を実施している。今回計画している改修工事の内容は、本館の屋上防水、外壁改修、外階段・屋上手すり等の塗装。外構では花壇ブロック補修と南面床タイル・東面フェンス補修。資材倉庫の折板屋根・外壁塗装をそれぞれ行う。