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　埼玉橋梁メンテナンス研究会は29日、本年度第１回目となる橋梁メンテナンス技術研修会を、さいたま市内の埼玉会館で開き、参加者は橋梁保全について理解を深めた。
　同研究会は、埼玉大学研究機構レジリエント社会研究センターを中心に、ものつくり大学、関東地方整備局大宮国道事務所、県土整備部、埼玉県建設コンサルタント技術研修協会で構成している。
　研修に先立ち、同研究会代表の牧剛史教授は、研究会の設立趣旨や活動内容を説明した後、「研究会では年３回研修会を予定しており、今回は本年度第１回目。きょうは４名の講師をお招きしてお話をいただく。有意義な内容が聞けると思うので、この機会に勉強してほしい」と呼び掛けた。
　研修へと移り、まず県土整備政策課の坂田竜也政策幹が埼玉県橋梁保全の取り組み、プレストレス・コンクリート建設業協会の岩田成彦氏がＰＣ橋の構造と変状、土木学会の秀熊佑哉氏が鋼部材のＣＦＲＰによる補修・補強、国土技術政策総合研究所の星隈順一氏が道路構造物の戦略的なマネジメントサイクルの構築を目指してをテーマにそれぞれ説明した。