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建通新聞社(神奈川)
2024/05/31

【神奈川】南渡田北地区北側の開発 延べ10万uに

 【川崎】JFEホールディングス(東京都千代田区内幸町2ノ2ノ3)とヒューリック(東京都中央区日本橋大伝馬町7ノ3)は、JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)南渡田エリア北地区北側で開発する産業拠点について、延べ床面積約10万平方b規模とする整備計画案をまとめた。研究所3棟と商業施設1棟、寄宿舎1棟の計5棟を建設する。今後、既存建物の解体を竹中土木(東京都江東区)の施工で進めるとともに、建築物の設計者・施工者を選定。2027年度の供用開始を目指す。
 研究所各棟の規模は研究棟Aが延べ床面積1万3190平方b、高さ33b、研究棟B(コミュニティ棟含む)が延べ床面積6万0360平方b、高さ57b、研究棟Cが延べ床面積2万1970平方b、高さ51b。主にマテリアル産業の企業と研究機関を誘致する方針だ。商業棟は延べ床面積7600平方b、高さ10b、寄宿舎棟は延べ床面積3990平方b、高さ24bの計画となっている。
 建設地は川崎市川崎区南渡田13ノ1他の敷地約5・7f。川崎市は22年8月に策定した「南渡田地区拠点整備基本計画」で、JFEスチール東日本製鉄所の高炉停止による土地利用転換で他地区に先行して開発するエリアと位置付けている。24年度中には同地区の容積率を現行の200%から300%に引き上げる都市計画変更を告示する予定だ。
 解体中の建物の規模は鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ2万4143平方b。25年4月の除却完了を目指す。
 解体工事や基盤整備の設計は日本工営都市空間(東京都千代田区)が担当。

提供:建通新聞社