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建設新聞社
2024/05/31

【東北・宮城】石巻広域組合が新ごみ処理施設基本計画を委託

 石巻地区広域行政事務組合は、宮城県石巻市にある「石巻広域クリーンセンター」の老朽化に伴い、新ごみ処理施設の整備を検討しており、基本計画策定支援業務をパシフィックコンサルタンツに委託した。4月17日に指名競争入札を行い、1落の1896万円で決定したもの。
 石巻市重吉町8の20地内の敷地3万7922・47平方bにある「石巻広域クリーンセンター」は、2003年2月に竣工した施設。可燃性一般廃棄物が対象で、処理方式は流動床式ガス化溶融炉、1日当たりの処理能力は230d(115d×2基)となっている。
 竣工から20年が経過し、老朽化と安定したごみ処理を維持するため、新ごみ処理施設の整備が必要と判断した。本年度から本格的な事業検討に着手し「新ごみ処理施設整備検討員会」を発足。学識経験者などの委員を含めて構想・計画の具体的な検討を進める。
 新ごみ焼却施設は、エネルギー回収型廃棄物処理施設を想定し、エネルギー高効率回収と自然環境に負荷の少ない施設整備を計画している。処理能力や建設地は、これから策定する基本計画の中で詰める。
 整備手法は従来通りで検討しており、24年度から26年度に基本計画策定支援、適地選定、26年度に測量および地質調査など、26年度から27年度で生活環境調査を行う。27年度から28年度に基本設計、実施設計、発注仕様書の作成を進め、完了後に業者選定、工事発注支援を行う見通しだ。
 入札には同社のほか、日水コン、エイト日本技術開発、オオバ、建設技術研究所、国際航業、三水コンサルタント、日建技術コンサルタント、日産技術コンサルタント、復建技術コンサルタントが参加。いであ、ウエスコ、エックス都市研究所、応用地質、環境技術研究所、ドーコン、日本工営、日本工営都市空間、日本水工設計、復建調査設計、八千代エンジニヤリングは辞退した。

 提供:建設新聞社