県土整備部は「6月補正」規模を36億円程度とすることで最終調整に入っている。補助と直轄事業の国認証増を中心としており、6月補正後の土木公共事業費は494億円となる。
6月補正は30日、県議会側に概要を説明し、知事査定を経て6月12日開会予定の6月定例会に提案する。
事業別では道路が18億円、河川2億3000万円、治山・砂防7億1000万円、港湾8億5000万円。
道路は一部を減額補正で対応するものの、地域高規格道路に8億8000万円、道路メンテナンスに13億円、通学路安全対策には5億円を上積みする。河川、治山・砂防は国認証ベースで補正。港湾は鳥取港の主要航路付け替えに関連して、第2防波堤の延伸事業に4億4800万円を追加し、ケーソンやブロック製作に取り掛かる。また、米子港は港湾メンテナンスで岸壁の上部工補修に2億6000万円。
土木公共は6月補正後の段階で本年度の実質当初予算が固まる。6月補正後の総額494億円は、前年同期(462億円)に比べて7%あまり伸びる。当初予算に盛り込んだ災害公共の増加が主な要因で、他事業はほぼ前年度並みを確保した。
日刊建設工業新聞