白山市は29日、一般会計に23億2369万3000円を追加する6月補正予算案を発表した。これにより、一般会計の累計額は555億1808万円となった。
新田町地内の金沢総合車両所松任本所の跡地関連で475万円を計上。7月に検討委員会を設置し、土地利用ビジョンを策定する。同委員会には、市や関係団体の代表者、有識者などが参画する予定。松任地域におけるまちづくりの観点から、跡地活用の方向性を模索していく。
在来線の車両検査や保守点検を担ってきた同松任本所は、JR松任駅の北側に近接し、面積は約13万8000平方メートル。北陸新幹線敦賀開業の3月16日に閉所となった。同エリアは、用途に制限のある工業地域となっている。
この日の記者会見で田村敏和市長は「立地条件などを考えると市の発展に極めて重要な区域」と指摘。その上で「ゾーニング案を盛り込んだ土地利用ビジョンを策定し、JR西日本に提言していきたい」と述べた。
このほか、一般会計の主な内容は次の通り。
▽コミュニティセンター建設等事業費 7490万円
▽法人保育園施設整備費補助金 3億2845万円 郷こども園改築など
▽市道改良事業費 4240万円 小川法仏線改良など