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　名古屋鉄道（名鉄）は、東京都を中心に不動産事業を展開するトーセイ（東京都港区）と、５月24日付で資本業務提携を結んだと明らかにした。それぞれ名古屋圏と首都圏での両社の強みを生かし、両エリアにおける不動産事業の強化を図る考え。
　トーセイは東京都を中心に不動産再生や開発、ホテル事業などを展開。名鉄は今回の提携により、トーセイへ取締役１人を派遣する。また、今後はトーセイの持つ不動産活用のノウハウを活用して「不動産事業の複線化」を進めるとした。その他、協業での取り組みとして名古屋都心部における新規開発と物件の再生、名古屋圏のまちづくりにおける人材交流、首都圏に建つ優良物件の確保などを挙げている。
　名鉄は30日に約１７７億円を投じ、トーセイの発行済み株式のうち７５０万０１００株を取得する。株式の取得は６月４日に完了する予定。名鉄による株式の取得完了後、トーセイの株は約15％を名鉄、約12％をゼウスキャピタル（東京都渋谷区）、約11％をトーセイ社長の山口誠一郎氏、残り約60％を一般株主が保有する見通し。


提供：建通新聞社