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建通新聞社(岡山)
2024/05/31

【岡山】倉敷市 庁舎再編複合施設棟 プロポ手続き開始

 倉敷市は、本庁舎東側に複合施設棟を新築するなどの市庁舎再編整備(市民交流ゾーン)の事業者を選定するためプロポーザル手続きを開始した。参加資格確認申請を8月1〜7日まで受け付け、12月に優先交渉権者を特定する。提案上限価格は75億9000万円(税込み)。
 早期の事業完了とコスト縮減などの観点から設計・施工一括のデザインビルド方式を採用し、設計企業、工事監理企業、建設企業で構成するグループを公募する。
 建設企業の参加資格は、倉敷市の2023年度入札参加資格を有し2〜3者で構成。代表企業が建築一式総合値1200点以上、その他が750点以上で、1者以上は市内業者とする。代表企業は延べ床面積3000平方b以上の国・地方自治体が発注する建築物の新築、または改築の施工実績などが必要となる。
 25年度末に閉館する屋内水泳センター敷地に複合施設棟を新築するとともに、庁舎東側駐車場、白楽町ごみ焼却処理場などの跡地、歴史民俗資料館敷地、普通河川広瀬川の一部を合わせた約3万5590平方bの敷地を対象に、市民交流ゾーンとしてオープンスペースや駐車場・駐輪場などを一体的に整備。合わせて歴史民俗資料館の建物利活用を検討する。
 複合施設棟の規模は延べ床面積約6800平方bを上限とし、階数や構造種別は提案により決定する。
 中央図書館を移転して核とし約48万冊の蔵書数を確保。市民活動センター、中央憩の家、倉敷労働会館の貸会議室機能、文化交流会館の国際交流情報コーナー機能を複合化する。歴史民俗資料館は市民交流の拠点となるよう活用する。29年3月末までの供用開始を目指している。
 建設地は倉敷市新田2458他。

提供:建通新聞社