東北地方整備局は29日、成瀬ダム建設事業の試験湛水用ゲート新設工事を公告した。扉体2門、戸当り2門分の製作据付などを行うもので、工期は8年11月30日。
成瀬ダムは東成瀬村椿川に台形CSGダムとして建設するもので、計画規模はダム高114.5m、堤頂長755m、堤体積4,850,000㎥。事業費と工期については、今月10日に開催されたマネジメント委員会の中で、総事業費を約2,600億円、工期を9年度までとする第4回変更案が示されている。
今後、◇管理施設設置等(6月頃公告)◇エレベータ設備新設(同)◇照明設備新設(同)◇取水設備据付(7月頃公告)◇多重無線設備(10月頃公告)◇放流警報設備(同)―などの工事を公告する予定。このうち取水設備据付は取水ゲートを据え付けるもので、概算工事規模は8億1,000万円〜15億円、WTO案件での発注を想定している。
また、業務では◇貯水池上流測量 ◇ダム連携運用等検討 ◇CIM検討 ◇地すべり自動観測機器設置 ◇環境調査 ◇貯水池測量―などを6月以降、順次公告する。
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秋田建設工業新聞社