北陸地方整備局富山河川国道事務所は2024年度、国道41号猪谷楡原道路整備事業に12億円を投じ、(仮称)片掛橋下部工などを進める。事業費の内訳は工事費が10億円、測量設計費が1億8700万円、用地および補償費が500万円、船舶および機械器具費が800万円。
発注見通し(4月公表分)には▽片掛橋下部その8工事 橋脚工1基、場所打ち杭工10本 3億円以上8億1000万円未満 第3四半期▽R6・7猪谷楡原道路他環境調査業務 猛禽類調査一式、影響把握検討一式 第3四半期(簡易公募型競争入札)−の2件が盛り込まれた。
猪谷楡原道路は全長7・4キロで計画。1997年度に事業化し、2002年度に着工。このうち現道活用区間が2・8キロ、バイパス区間3・0キロについては10年11月に完成、2車線供用した。バイパス区間の残事業区間、富山市猪谷−片掛間1・6キロで橋梁工事や道路改良工事を進めている。完成により、災害に強い幹線道路ネットワークの形成や事前通行規制区間の回避、冬季交通障害の解消などの効果が期待される。全体事業費は485億円。