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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/05/28

【群馬】県高崎土木事務所の24年度事業概要

県高崎土木事務所(石坂聡所長)は、2024年度の主要事業概要を示した。西毛広域幹線道路高崎工区に整備する(仮称)新幹線跨線橋はA1橋台、P1〜P3、P8橋脚工事に着手。主要地方道高崎神流秩父線バイパス(矢田工区)の多胡橋は、A2橋台工事を発注。榛名事業所管内の工事は、西毛広域幹線道路高崎安中工区に整備する下里見2号跨道橋のA2橋台工事がメインとなる。
高崎市保渡田町、三ツ寺町に架かる新幹線跨線橋は、上越新幹線や唐沢川、高崎市道群馬−中央通線を跨ぐ橋長435・6m、全幅15・89m、11径間で整備。上部工は東側から◇PC3径間連結コンポ桁(1号、橋長113・8m)◇鋼3径間連続細幅箱桁(2号、橋長152m)◇PC5径間連結コンポ桁(3号、橋長169・8m)−となる。逆T式橋台2基と張り出し式橋脚10基は、ともに場所打ち杭基礎で築造する。東側からA1橋台、P1橋脚〜P10橋脚、A2橋台を配置する。
24年度に施工する橋台および橋脚の規模は◇A1=高さ15m、幅16・6m◇P1=高さ14m、幅15・8m◇P2=高さ16・5m、幅15・8m◇P3=高さ19・2m、幅15・8m◇P8=高さ17・4m、幅15・2m−。
設計は1号が長大(東京都中央区)、3号は近代設計(東京都千代田区)、上越新幹線などを跨ぐ2号についてはJR東日本(東京都渋谷区)が進めている。
新橋を架設し幅員を拡張する多胡橋は、A2橋台工事に着手。A2は逆T式で基礎にφ1200o、長さ11mの場所打ち杭を15本打設。躯体は高さ7・5mで築造する。設計は長大がまとめた。
高崎市下里見町地内に整備する下里見2号跨道橋は、県道箕郷板鼻線を跨ぐ橋梁。高さ13・7mのA2橋台は74・2tの鉄筋と817・3立方mのコンクリートで躯体を築造する。基礎工として場所打ち杭16本を打設する。設計は橋梁コンサルタント(東京都中央区)が担当した。
このほかの主要事業は次の通り。
【西毛広域幹線道路高崎工区市道群馬−4−4号線函渠工】
三ツ寺町地内に内空高5500o×内空幅7700oのボックスカルバートを現場打ちで延長36・1m築造する。設計は冨永調査事務所(高崎市)がまとめた。
【西毛広域幹線道路高崎工区補強土壁工(大清水川前後)】
保渡田町地内で実施。大清水川函渠整備箇所の前後で延長100mの多数アンカー式補強土壁工を約600u施工する。設計は冨永調査事務所が担当した。
【西毛広域幹線道路高崎安中工区補強土壁工】
下里見町地内で行う。下里見1号跨道橋のA2橋台背面で施工する。ジオテキスタイル補強土壁工を延長34m、施工面積247・2uで行う。設計は冨永調査事務所が手掛けた。
【国道254号吉井橋架け替え工】
高崎市吉井町下長根地内で施工する。24年度は仮橋設置工事、既存橋梁撤去工事、新橋設置工事を行う方針。新橋は橋長17・2m、幅員11・25mの単径間H鋼鈑桁橋(イージーラーメン)を採用。幅11・4mで整備を行う高さ3・8mのA1橋台と高さ3・7mのA2橋台の基礎にはφ1500oの場所打ち杭を3本ずつ施工する。設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)がまとめた。
【房坂川市道函渠工】
高崎市上里見町地先で施工。24年度は林道上神線と1号堰堤管理用道路横断部を対象に工事を計画。2カ所ともに現場打ちのボックスカルバートを整備する。上神線横断部は延長5・2m、内空幅3900o×内空高4000oとなる。1号堰堤管理用道路横断部は延長5・2m、内空幅3700o×内空高3800oで整備を行う。詳細設計は開発技術(前橋市)が担当した。