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秋田建設工業新聞社
2024/05/28

【秋田】太平川の激特事業/5工区の落札候補者JVが決定

 太平川激特事業で5工区の落札候補者(特定建設工事JV)が決定した。秋田市卸町(L533.8m)は9億6,800万円で加藤建設(正己)・三和興業・広洋産業、楢山川口境(L707.6m)は13億2,700万円で沢木組・板橋組(広光)・天喜建設、牛島東(L512m)は16億3,800万円で住建・豊島・藤田、楢山愛宕下(L365m)は15億1,800万円で菅与・秋田瀝青・セコー、楢山大元町(L444.9m)は14億220万円で清水組・加藤建設(俊介)・中山組のJV。

 落札候補者が決定した5件の工事は、激特事業区間のうち下流側の延長約2,250m(旭川合流点〜JR奥羽本線まで)で、予定工期は10年3月17日。

 昨年7月の大雨により、流域の秋田市街地では大規模な内水被害が発生。旭川合流点(秋田市茨島)〜横山金足線の桜大橋付近(同桜)までの約4,600mが昨年11月30日、激特事業として採択されている。

 このうち下流側の旭川合流点〜太平大橋まで(左岸は猿田川合流点まで)が533.8m、太平大橋〜太平川橋まで(左岸は猿田川合流点〜猿田川橋まで)が707.6m、太平川橋〜愛宕下橋までが512m、愛宕下橋〜JR羽越本線橋までが365m、JR羽越本線橋〜JR奥羽本線橋までが444.9mとなっている。左右岸を渡る仮桟橋を設置した後、矢板護岸工、河道掘削を行って法覆護岸工を実施する。

 今後は、拡幅する川幅に合わせ既設排水樋門5カ所の吐出口を短くするための改修設計業務と、今年度の工事に必要な地質調査業務を6月12日にそれぞれ開札予定。また、4件で公告していた仮橋・仮桟橋の詳細設計(1件あたり2橋、計8橋の設計)のうち2件が入札不調となったため、4橋一括で再公告しており、同日に開札する。なお、仮橋・仮桟橋で残りの4橋は、石川技研コンサルタントとさくら技研にそれぞれ委託している。


提供:秋田建設工業新聞社