新潟県建築士事務所協会(会長・本間裕之U・建築計画工房代表)は24日、2024年度定時総会を新潟市中央区で開き、25年10月3日に建築士事務所全国大会(新潟大会)を朱鷺メッセで開催することを確認した。また、任期満了に伴う役員改選では本間会長を再任した。
再任された本間会長は、22年度に立ち上げた青年部会に触れ「関東甲信越ブロック協議会の青年部会が7月に設置される」と報告するとともに、「来年の全国大会に向けて会員各位の協力、山積する課題を解決し会員になって良かったと言えるような活動に取り組んでいく」と話した。また、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた建築物の省エネ化、25年の建築基準法改正、BIM等の業務改革となるDX(デジタル・トランスフォーメーション)、SDGs(持続的な開発目標)の推進に関して、「諸課題にも積極的に取り組み、次世代につないでいく信頼される組織づくりを目指していく」と決意を新たにした。
24年度事業計画をみると、社会貢献活動などに取り組むほか、行政機関への理解促進のための県との意見交換、組織拡充(会員拡大)および協会活動の広報展開、スキルアップセミナー、建築士の後継者育成(高校生対象)、担い手育成事業として大学生との座談会や卒業設計展への支援、高校生への出前講座を盛り込んだ。
引き続き、第32回建築作品・新潟県賞表彰式では、最優秀賞(一般建築部門)に東海林健建築設計事務所(現EA1級建築士事務所)の「YGT/越後薬草蒸留所」と、優秀賞(住宅部門)として高田建築事務所の「未来へつなぐコア Hug&peace」の2作品が紹介され、賞状と記念品が本間会長から手渡された。