一般社団法人福井県電業協会(伊藤仁一郎会長)の第13回定時総会は23日開かれ、2023年度の事業報告と、24年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、すべて原案通り了承した。
会場は、福井市御幸3丁目の県建設会館で。
伊藤会長が体調不良で欠席し、小林勝幸副会長(小林電工)が冒頭挨拶。諸事業の継続発展を呼び掛けた。
23年度は、公益事業として銅資源回収事業を県下4地区基地で開催。県社会福祉協議会に、同事業収益金30万円を寄贈した(通算26回目)。広域防災対策事業では、災害時の県有建築物の応急対策業務連絡訓練を実施。研修講習事業では、登録電気工事基幹技能者認定講習や、電気工事施工管理技術検定試験の受験準備講習など北陸3県合同研修で実施。人材確保育成では、ロボット競技大会福井県予選(敦賀工業高校)協力。このほか安全対策事業や広報宣伝事業、調査研究事業で市町村の電気工事発注形態調査、調査研修旅行(北海道方面)などを行った。
24年度も引き続き、銅資源回収事業や、防災協定に基づく即応的な支援態勢整備などを行う。11月12日には協会設立25周年の節目を祝う記念事業を計画し、大安禅寺で記念講演と見学会。マリオット福井で記念式典と祝賀会を予定している。
24年度事業
■公益事業
・社会貢献事業 銅資源回収 防災協定の実務研究 特定寄付(銅資源回収事業の再生銅資源売却代金の一部を福祉団体などに寄付)
・研修事業 日本電設工業協会など主催のCPD講習会など受講を促す 若年者の入職促進活動(人材確保) 視察研修事業
■一般事業
・安全対策事業 労働災害防止月間前に安全大会を実施
・広報宣伝事業 地域経済を支える事業活動を対外的に強くアピール
・ホームページ活用
・会員交流事業 25周年(四半世紀)の節目を祝う
■情報収集
・情報収集事業 日本電設工業協会の事業活動への参画 技術安全、環境保全、企業合理化、工事用資機材の調査研究
・公共発注機関との意見交換会など
・県内関係団体との交流