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秋田建設工業新聞社
2024/05/27

【秋田】男鹿にパックライス新工場を整備/沢木組が16億900万円で落札

 パックご飯(無菌包装米飯)の製造を手がけるジャパン・パックライス秋田(大潟村字西4−94−2、涌井徹代表取締役会長)は、同社完全子会社「ジャパン・パックライス男鹿」の新工場新築工事を開札、沢木組が16億900万円で落札した。旧野石小学校(男鹿市野石字牛沢32)を改修・増築し、パックご飯製造工場を整備するもので、完成予定時期は7年3月18日。

 ジャパン・パックライス秋田は、大潟村内外の米を原料に、最大で年間約3,600万食のパックご飯(無菌包装米飯)を製造している。今回の工場は、男鹿市旧野石小学校の空き校舎を改修・増築するもので、年間5,508万食の生産能力を備える。総生産量の約2割を海外輸出に充てる予定。

 計画規模は工場面積5,536u、敷地面積20,690u。整備では炊飯工程棟(S1F2,300u)を新設するほか、包装工程棟(旧校舎改修RC2F1,324u)、製品倉庫棟(旧体育館改修S1F891u・増築RC436u)、資材倉庫棟(旧校舎改修RC1F458u・トラックヤード増築S1F126u)を整備する。設計は甲設計事務所がまとめた。なお、製造設備の納入工事はソディックが19億750万円で落札している。

 6月に着工し、7年3月18日の完成、同年4月の仮操業、6月の本業開始を目指す。操業時の従業員数は30名で、将来的な雇用人数は40人を推定している。


提供:秋田建設工業新聞社