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　岡山県備前県民局は５月21日、「令和６年度備前県民局管内事業説明会」を開催、管内の首長を招き、各部門の主要事業を説明した。
　善勝史備前県民局長は「社会情勢が変化している中、県民と最も近い県民局が市町の皆さまと協力し、県民ニーズや課題を把握しスピード感をもって対応することが大切と考えている。県民局も全力で各事業に取り組むので、引き続きご理解ご協力をお願いする」とあいさつした。
　各部門の主要事業が説明された中、建設部関連の主要事業は、砂川河川激甚災害対策特別緊急事業が進捗率92％となり、事業完成に向けて整備推進するとした。
　道路改築事業としては、地域高規格道路「美作岡山道路」、国道４３０号玉トンネル工区、豆田地区企業誘致関連道路、県道備前内窓線に取り組み、玉トンネルは本年度内の完成を目指す。
　河川改修事業としては、２級河川の笹ヶ瀬川・足守川、河道内整備事業（河道掘削・樹木伐採）としては、吉備中央町の豊岡川、宇甘川、吉長川、加茂川のそれぞれ一部区間に取り組む。
　海岸保全施設整備事業（高潮・耐震対策）としては、三番九蟠海岸など３建設海岸、牛窓港海岸（綾浦地区、紺浦地区）など５港湾海岸、朝日漁港海岸宝殿地区など２海岸の整備を推進する。
　土砂害策対策としては、高田谷（赤磐市）など７砂防事業、浅越地区（岡山市東区）など11急傾斜地崩壊対策事業を推進する。
　農林水産部の主要事業は、農業農村整備事業としては、水田整備２地区、農業水利施設の保全30地区、ため池の改修・廃止14地区、海岸保全施設整備７地区について、農業生産基盤の整備を行う他、山地災害予防９地区、保安林整備１地区の治山事業を推進する。
　吉村武司備前市長は、県内東口に位置する三石トンネルの拡張、伊里地区高潮対策、産業廃棄物の保管場所などについて、積極的な事業要望を行った。

【提供：建通新聞社】