滋賀県土木交通部は、大津信楽線(堂工区)の単独道路改築を計画している。「滋賀県道路整備アクションプログラム2023」における『拠点間ネットワーク整備事業』の一環。24年度は初段の予備設計業務を7月頃に発注する予定。
県道16号大津信楽線は大津市神領3丁目(神領交点)から甲賀市信楽町牧(牧交点)に至る主要地方道。23年3月には大戸川ダム建設に伴う付替県道が完成・開通するなど、大津市と甲賀市を結ぶ重要な幹線道路となっている。
堂工区(大津市堂1丁目ほか)は堂町(大戸川・堂村橋付近)から北西へ延長2・5qの区間。既存道路幅員の狭隘解消を図る。改築にあたっては現道拡幅で対応するかバイパス整備を行うか現在、地元調整を行い検討している。
所管の県大津土木事務所では整備ルートを選定した後、7月頃に大津信楽線単独道路改築設計業務委託を簡易型一般競争入札(総合評価方式)で発注する見通し。業務概要は道路予備設計(A)L2・5q。委託期間は約8ヵ月間。
続く25年度は道路予備設計(B)や、26年度にかけて用地買収、測量、道路詳細設計へと進めたい考え。なお工事着手時期は未定としている。
大津信楽線単独道路改築用地調査業務はレクサス(長浜市)に委託。業務概要は用地実測図原図等の作成32・7f、土地の登記記録調査32・7f、公図等の転写32・7f。委託期間は24年5月31日まで。
提供:滋賀産業新聞