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　金沢市立病院事務局は２６日までに、「市立病院再整備基本計画策定支援業務」を制約付き一般競争入札で公告した。
　競争参加申請書の提出は６月３、４日で、病院事務局（直接持参または郵送）で受け付ける。入開札は同１３日に行う。
　入札参加資格は、▽市の２０２４年度役務等の入札参加資格を有する▽一般病床が３００床以上の国、国立病院機構、国立大学法人、都道府県、市町村が設置する病院、または公的病院（医療法第３１条に規定する厚生労働大臣が定める者の開設する病院）の整備基本構想、または整備基本計画の策定業務等を１９（令和元）年４月１日以降に受託し、履行した実績を５件以上有する▽一級建築士事務所の登録を受け、有資格者を同業務に配置できる−など。
　委託内容は市立病院再整備基本構想を踏まえ、基本設計に必要な諸計画や、事業スケジュール及び概算事業費等を定めた再整備基本計画の策定支援業務一式。このほか、全体計画・施設整備計画を策定するため、新病院の基本方針、基本機能の設定（診療科構成、病床機能、手術室数等の診療機能と、石川県医療計画との整合性を考慮した病床数）、施設整備計画の検討（建物概要〈建物規模、構造、各階ゾーニング等〉、敷地概要〈建物配置、駐車場計画、付属施設等〉、災害・感染症対策を考慮した施設機能ほか）、事業整備手法の検討支援（最も望ましい発注方式の検討及び決定支援ほか）、事業収支シミュレーションの作成（総事業費の算出、財源と資金調達方法の検討ほか）に加え、外部委員を交えた検討会議の開催支援も担う。
　履行期間は２０２５年３月３１日まで。
　市立病院（平和町３丁目）は老朽化の進行や、狭隘化が課題であり、市は現病院と立地条件が同等の平和町公園（平和町２丁目／敷地面積９２４４・２５平方メートル〈国有地〉）を移転候補地に決め、新病院の建設を目指している。