トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2024/05/24

【千葉】機運が急速に上昇/匝瑳〜旭の早期開通を要望/銚子連絡道促進大会

 山武・東総地域広域幹線道路網整備促進期成同盟会は23日、銚子連絡道路整備促進地区大会を匝瑳市の八日市場ドーム1階メインアリーナで開催した。地元住民や関係者約320人が参加し、匝瑳市・旭市間13kmの早期完成に向けた事業推進など3件を決議。決議文を要望書とし、会長の米本弥一郎・旭市長から穴澤幸男副知事に手渡した。米本市長は、横芝光インターチェンジ(IC)・匝瑳IC間が3月31日に開通したことを説明し、「念願の5qの開通に伴い、全線開通に向けた機運が急速に上昇した」と強調。また、1月1日に発生した能登半島地震に言及し、「銚子連絡道路は災害時、緊急輸送路としての機能を発揮するため、地域の安全性向上にも寄与する」との見解を示した。
 決議の内容は▽匝瑳市・旭市間13qの早期完成に向けた事業推進▽旭市・銚子市間(国道126号八木拡幅)の早期開通に向けた着実な事業推進▽2025年度の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」における必要な予算・財源の確保と能登半島地震等を踏まえた国土強靭化実施中期計画の早期策定――など。
 来賓の穴澤副知事、豊田俊郎・参議院議員、山本義一・県議会副議長、宇野裕・県議会議員があいさつした。
 穴澤副知事は、22年度に事業化した匝瑳市・旭市間13qに関し、「調査および設計を進めている」と説明。八木拡幅については用地取得率90%となっており、「用地取得箇所から道路改良工事などに着手している」と話した。
 豊田議員は、銚子連絡道路の事業推進について「予算確保と地権者の同意が重要」との見解を示し、「用地買収前の地籍調査などを丁寧に進め、スピード感を持って取り組む必要がある」と話した。
 そのほかの来賓は、藤井和久・千葉国道事務所長をはじめ、衆議院議員、参議院議員、県議会議員、県県土整備部職員、山武地域振興事務所職員、銚子・海匝・山武の各土木事務所長など。
 銚子連絡道路は、山武市・銚子市間約30qの計画。首都圏中央連絡自動車道などの高規格幹線道路等と一体で、山武・東総地域と首都圏を結ぶ。
 06年3月に山武市・横芝光町間の第1期区間を供用開始。第2期区間の横芝光町・匝瑳市間5qは24年3月31日に開通。第3期区間の匝瑳市・旭市間13kmと八木拡幅は事業中。k_times_comをフォローしましょう
times