富山市建設業協会(高尾道明会長)は21日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山で、第19回通常総会を開いた。役員改選では、新会長に小林奨氏(小林建設代表取締役)を選任した。
会員173社のうち、108社が出席。開会あいさつで高尾会長は、「当協会は地域社会の基幹産業、地域を支えるエッセンシャルワーカーとしての重要な役割を担い、地域に貢献する地元建設業として鋭意努力している」と述べた上で、「建設業にとって人材と技術は最も重要な経営資源。働き方改革の取り組みを進めているが、若年層に希望を持って入職してもらうため、さらなる就労環境の整備や週休二日制の導入、ICT、DXを活用した生産性向上などへの対応が求められる。我々に課せられた使命を再認識し、それぞれの地域で地元建設業者が着実に発展し、将来にわたりその役割をしっかり担うため、必要な事業を展開する」と話した。
議事では、下水道部会を含む2023年度事業報告・収支決算、24年度事業計画・収支予算など9議案を審議し、いずれも承認した。
事業計画には▽安心して安全で快適に暮らせるまちづくりへの参画▽建設業者が担う社会貢献の広報▽社会資本整備推進の要望活動▽入札・契約制度の研究・啓発、制度改善の要望▽工事現場の巡視や研修会への参加▽各技術委員会や部会活動充実▽人材確保・育成−などを盛り込んだ。
新役員を代表し、あいさつした小林会長は、「会長の重責を担うことになり、身の引き締まる思い。不安や戸惑いはあるが、新理事の皆様と協力して誠心誠意、会の運営に努めたい」との決意を述べた。
会長以外の役員は次の方々(敬称略)。▽副会長=石坂兼人、篠川久司、藤川茂(下水道部会長)▽理事=井上英司、近藤裕世、高野二朗、出戸一明、堂口隆介、中曽根勝人、野井孝、野村栄光、前田誠、山田仁史、横川泰希、宮口久喜、森元清隆、竹内実、安川敏行、大辻保、岡本雅憲▽専務理事=中川英明▽監事=三由昌成、若瀬希洋▽常任相談役=高尾道明、辻正博▽相談役=川島康広、藤川幸造