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北陸工業新聞社
2024/05/24

【新潟】海野会長再任土日完全閉所へ/県アスファルト合材協が総会/50周年記念式典

 新潟県アスファルト合材協会(会長・海野正美福田道路代表取締役会長)は23日、第51回通常総会および創立50周年記念式典を新潟市中央区で開き、持続的発展に向けて魅力ある職場づくりとして、土日完全閉所を新たな目標に掲げた。
 総会では任期満了に伴う役員改選で海野会長を再任。海野会長は原材料高騰や、運搬費の増加、製造出荷量の減少を危ぐした上で「安定供給、品質確保、技術と経営に優れた企業を目指していきたい。4週8休の達成率が年々上昇しており、さらなる労働環境の改善に努めていきたい」と力を込めた。
 2024年度事業計画によると、関係団体との意見交換会および合材生産量調査、研修会(技術、工場長、合材工場業務)、脱炭素への取り組み強化、品質管理指導立入調査、合材工場安全衛生環境パトロール(リサイクル工場含む)、会員主催の工場見学会の推進支援、土日完全閉所の推進活動などが盛り込まれた。また、業務企画・品質管理・安全環境の3委員会の活動報告が行われたほか、協会本部から功労者表彰として、日本道路北信越支店製販部担当部長の矢島直樹氏に表彰状が授与された。
 総会後の50周年記念式典では、海野会長が「先人たちが築き上げた50年、新たな50年、100年に向けてたゆまぬ努力をしていきたい」と決意を新たにした。来賓から花角英世知事が「技術の向上、品質改良に敬意を表するとともに、地域の安全安心な道路整備に感謝する。県としても着実な道路整備、保全に努める」、中原八一新潟市長は能登半島地震における道路機能の復旧に感謝しつつ「皆さんには道路という欠かせないインフラを支えていただき、まちづくりや地域社会の発展に寄与していただいている」と祝辞。また、日本アスファルト合材協会の今泉保彦会長が登壇し「脱炭素に向けた技術開発、官民との連携による高品質な製品製造に取り組んでいる。我々は安定供給という国民生活を根底から支えている」と一層の活動推進を呼び掛けた。また、石川県アスファルト合材協会の北川隆明会長からの祝電が披露。その後、記念講演会や祝賀会が行われ、参加者は祝意を分かち合った。

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