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北陸工業新聞社
2024/05/24

【富山】とやま企業リポート2024/中京を強化、新規8店/アルビス3カ年経営計画/北陸は建替含め改装中心

 アルビス(射水市)は、2025年3月期から3年間の第4次中期経営計画をまとめた。
 中京エリア(愛知・岐阜県)への新規出店や北陸エリアでの建て替えを含む既存店改装などの積極的な店舗投資により、最終年度の27年3月期の営業収益1203億円(24年3月期977億円)を目標に掲げる。店舗は10店舗増の77店舗、このうち、中京エリアで8店舗増の11店舗を目指す。
 設備投資計画によると、新たに10店舗と改装20店舗に加え、物流センターを再構築するため約220億円を投入。内訳は25年3月期が42億円、26年3月期が94億円、27年3月期が84億円。
 出店・改装予定では、25年3月期が新店1、建て替え1、改装7、26年3月期が新店4、建て替え2、改装5、27年3月期が新店5、建て替え1、改装4となっている。
 25年3月期の計画をみると、中京エリア4店舗目となる北方町店を岐阜県北方町栄町1丁目に出店する。売場面積は約2500平方メートル。立地は国道157号に面し、敷地面積約7883平方メートル。駐車場は181台を確保する。オープンは25年3月となる。また、富山市婦中町の婦中速星店を建て替え、10月末のオープンを予定する。建設規模はS造平屋建て、床面積2998平方メートル。設計は新建築設計事務所、施工は技建工業が担当。
 改装予定については高木店(福井市)、森田店(福井市)、となみ店(砺波市)、氷見店(氷見市)、呉羽東店(富山市)、大友店(石川県金沢市)、杜の里店(石川県金沢市)の7店舗。
 中期経営計画は、「私のお店と言ってもらえるアルビスファンを増やす」を経営方針に掲げ、商品、店舗、人的資本、システム(物流・情報・オペレーション)、社会・地域の5つの分野で重点施策を示している。財務面では、営業利益率3・0%(24年3月期2・2%、経常利益率3・5%(同2・8%)、ROE8・2%(同5・0%)、配当性向30%を目標に掲げる。非財務面では、女性管理職者数や男性育児休業取得率の向上、食品廃棄量の減少などの目標を設定する。
 同社は、北陸3県に加え、中京エリアで67店舗を展開。内訳は富山38店舗、石川20店舗、福井6店舗、岐阜1店舗、愛知2店舗。出店タイプは、「市街立地」(売場面積300坪)、「郊外立地」(同500坪)、「広域商圏立地」(1000坪)の3つとなっている。

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