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北陸工業新聞社
2024/05/24

【福井】調査・研究で健全な発展を/福井県解体工事業協会総会開く/第4回(通算31回)/能登半島地震にも対応

 一般社団法人福井県解体工事業協会(矢野智孝会長)の第4回(通算31回)通常総会が22日開催された。福井市田原1丁目のフェニックス・プラザで。
 2023年度の事業報告書・収支決算、および24年度の事業計画・収支予算案を慎重審議し、すべて原案通り了承した。
 矢野会長が冒頭挨拶。「能登半島地震の復興に向け、石川県の解体協会から協力要請を受け、福井県としても真摯に対応。工期は来年10月まで。2024年問題では労務上、もう一段の飛躍へ。働きやすい環境づくりを」などと呼び掛けた。今年度も解体事業に関する調査、研究を行う。解体技術の向上を図り、健全な発展を図る方針。
 23年度は、登録解体基幹技能講習や石綿含有建材除去研修、安全パトロールなどを実施。7月に越前町と災害協定を締結。1月には、協会創立30周年記念行事を開催。24年度も生活環境の保全や、大規模災害時復旧支援など、安全と福祉の向上に寄与したい考え。

 24年度事業計画
■解体工事業の普及啓発
・施工の安全と品質の確保
・防災協定に基づく訓練、イベント等に参加
・安全パトロールの実施で各種事故防止、安全解体工事の確立
■解体工事向上の講習会、研修会の開催
・安全衛生規則上の特別教育の実施
・解体施工技士講習・試験の参加、受験の推奨
・解体工事施工技士登録更新講習
・登録解体基幹技能者講習・受験の推奨
■会員の入会促進
・協会および会員で積極的に勧誘活動
■情報収集と適切な応談
・社会のニーズを意識し、情報収集に努め、会員に提供する
・県民等や会員からの相談に応じる
・会員同士の結束と情報の共有化
■官公庁および関係団体などへの要望、協力
■その他
・全解工連、他県協会および関係団体、官公庁との交流、意見交換

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