建設新聞社
2024/05/24
【東北・岩手】内丸エリアを選定/盛岡市新市庁舎審議会
盛岡市の第10回新市庁舎整備審議会が22日、市総合福祉センターで開かれ、新庁舎の整備候補地に内丸エリアを選んだ。検討してきた盛岡駅西、盛南の各エリアと比べまちづくりへの影響などが高い評価となった。8月上旬に基本構想案を市に答申する予定。
審議会では3つのエリアについて、改めて▽まちづくりへの影響▽市民利便性・交通アクセス▽災害リスク・防災拠点性▽敷地配置・動線▽事業への影響―の区分に沿った項目評価の結果を審議。最終的に内丸エリアとする内容の答申をまとめることとした。
委員からは「内丸地区での建て替えが厳しくなった場合を想定し、セカンドプランとして盛岡駅西も考えられる」など意見が出た。
答申後市は、パブリックコメントなどを経て、年内にも基本構想を策定する。
これまでに示された整備スケジュールは、基本構想策定後、2025年度から5年かけ用地選定・交渉、候補地決定し、その後9年で基本計画策定、設計、建設を進め、39年度の供用を想定する。
同市内丸地内の現在の庁舎は、1962年に竣工した本庁舎がSRC造地下1階地上8階建て、延べ9834・94平方b。隣接する84年完成の別館はSRC造地下1階地上8階建て、延べ5872・92平方bとなっている。
提供:建設新聞社