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建設新聞社
2024/05/24

【東北・山形】月山IC〜湯殿山ICの概略検討

 東北地方整備局酒田河川国道事務所は23日、山形自動車道のうち未供用区間である月山IC〜湯殿山ICの概略検討を行う「庄内地区道路設計業務」を公告した。簡易公募型プロポーザル方式を適用。参加表明書と技術提案書の提出は6月28日まで。
 参加資格は土木関係建設コンサルタントに登録され、2014年度以降に高規格道路の概略設計または道路事業の事業監理業務の完了実績を持つことなど。
 道路ネットワーク整備・検討の一環で国道112号・月山道路の再整備に向け、月山ICから湯殿山ICまで延長約21`bの区間が対象。自然・社会的条件と、現場調査で得られた課題などを踏まえたコントロールポイントを整理し、ルートの概略検討などを行う。
 技術提案では、維持管理面への配慮を特に行った上でのルート検討の留意点を評価テーマとしている。12月20日までの履行期間で得られた概略データを、今後の事業化に向けた参考にして検討に取り組む考え。
 山形道は宮城県村田町の村田JCTを起点に、山形県鶴岡市の鶴岡JCTを終点とする高速自動車国道で、山形県西川町の月山ICから北西方向へ、鶴岡市にある湯殿山ICまでは未供用。この区間は現在、大部分が自動車専用道路の一般国道112号・月山道路として通行できる。
 山形県が21年にまとめた新広域道路交通ビジョン・同計画では東北横断自動車道酒田線の一部として、また同年に東北整備局がまとめた東北地方新広域道路交通計画では「庄内内陸月山連絡道路」(仮称)として、ともに構想路線に位置付けている。
 現在の月山道路には、▽志津トンネル(延長535b)▽月山第一トンネル(同2620b)▽湯殿山トンネル(同665b)▽月山第二トンネル(同1530b)−の4トンネルのほか、小規模のものを含めて計34橋の橋梁がある。

 提供:建設新聞社