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建通新聞社(中部)
2024/05/23

【愛知】名古屋市 身近な公園の再整備へ検討

 名古屋市緑政土木局は、地域の身近な公園の再整備を効果的に進めていくための計画づくりに着手する。市内約1500カ所の都市公園の約6割が開設から40年以上経過する中、総合公園などの大規模公園で魅力向上を目指す整備が先行、地域の身近な公園の再整備は一部にとどまっていた。「こどもまんなかまちづくり」のためには、地域の身近な公園の再整備を効果的に進めていく必要があり、本年度は再生プラン案を取りまとめる考えだ。
 地域の身近な公園は市内に1388カ所あり、内訳は街区公園(標準面積0・25f)が約1250カ所、近隣公園(同2f)約110カ所、地区公園(同4f以上)約30カ所となっている。
 計画づくりに先立ち、西区内の身近な公園を対象とした調査を2023年度に実施。公園近隣の保育所、学校、福祉施設などの立地状況や将来予測を含む人口、人流データを調べ、公園の類型化や公園再生に向けた方向性についてモデル検討を行った。
 23年度調査を踏まえて、本年度は市内全区における身近な公園の再生に向けた、具体的方策や効果的な事業の進め方を検討する。具体的方策では、公園の種類や立地状況に応じた公園タイプごとの将来像を定め、必要な施設や運営方法を考える。効果的な再整備では、より優先して再生すべき公園の評価項目などを検討、事業の進め方を考え、再生プラン案をまとめていく計画。


提供:建通新聞社