高梁市は、有漢工業団地の第2期造成事業の一環として、調整池の築造工事を第1四半期に発注する予定。また、造成工事については早期の発注に向けて現在、庁内で調整を図っている。入札方式はともに指名競争入札を予定している。2024年度当初予算には2工事の請負費として約2億8000万円を計上した。
第2期造成地は、第1期造成事業で開発した現在の有漢工業団地の、主要地方道高梁旭線を挟んだ西側の農地などで、22年度に市が取得している。場所は有漢町有漢7ノ3他。開発面積約2・1fを対象に、造成をはじめコンクリート製の調整池や排水施設などを整備する。完成は24年度末の予定。
第2期造成事業ではオーダーメード方式を用いているため、立地を希望する企業のニーズに合った用地が提供できる整備手法となっている。第1期の有漢工業団地(面積約1・4f)には、興和グループの興和紡(名古屋市中区)の進出が決まっており、6月には施設の建築に着工する計画。岡山県は純度の高い炭酸カルシウムの産出地であり、それを主原料とする樹脂複合材料を使用した食品トレイやビニールシートなどを生産する。また、第2期の有漢工業団地へも同グループの企業の進出が内定している。
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提供:建通新聞社」